2010年 01月 22日
白磁の徳利


よく見かける古伊万里の白磁の徳利は、胴がぼてっとしすぎてて、
あまり触手が動くことが少ないのだけど、
この徳利には、" ワタシはチョト違うんだよ ! " と言ってるようなものを感じました。
(おんなじジャンと、言う人も多いかもしれんが、同じではないっす)

3合半ぐらいはいる徳利です。
いつものごとく、どこの焼物かはっきりしない。
伊万里ではないとは、聞いたのだけど、どこぞですかね。

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首の細さと、口の広がり、丸すぎずに底に流れる開きぎみの胴のライン。
意外とありそうでない、品のあるフォルムだと思う。美しいです。

平清水かな〜と私は思ったのだけど、
民窯に詳しいオヤジに聞くと、宮崎に小峰焼というのがあって、
と、初めて聞く窯場の名前が出てきた。
見てはもらってないので、はっきりはしないが、
本日の、この投稿を見た後、どんな、電話がはいるやら。楽しみです。

魅力はフォルムだけでない。
釉調の軟らかさ、細首だけに微妙に沁みた景色。縁の火色も、ポイント。
優しい女性的なフォルムの徳利、けっこう気にいって買った1本です。

高さ20cm. 胴径11cm、¥20,000

by muntkidy | 2010-01-22 10:40 | Comments(0)


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