2010年 09月 02日
トアレグ クロス
本日は、西アフリカからのクロスを。
と言っても、キリスト教徒の十字架としてのクロスではないのだけど。

西アフリカ、サハラ砂漠一帯に遊牧しているトアレグ族。
彼らが身に着けるペンダント。
ベルベル系の民族であるトアレグ族もほとんどがムスリムであり、
このクロスが表すのは、天に浮かぶ南十字星と言われています。

そのクロスを2個。
オリジナルに身につけられてきた、古いクロスと、
工芸品として今作られている新しめのクロス。

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質感はもちろんだけど、カタチづくりのバランスといい、
やぱり違いは一目瞭然だと思います。
どう見ても左のほうが美しいでしょ。

特徴的な彫りの文様もフェードアウトしていて、
縁の辺りの丸みも経年の長さを感じさせている。

作られてきた丹念さや、大事にされてきた年月による、
モノの風格の違いを感じることができると思う。


下の写真は、昨日と同様、Afirca Adorned より。

トアレグ  クロス_e0111789_1144618.jpg

これらに比べても、遜色のない1点だと思う。

左は、純度は低いが、これも一応シルバー。
磨くともっと銀の光沢が出てきます。
右はホワイトメタルと言われています。

左、縦7cm (売約済)
右、縦6.5cm (売約済) ありがとうございました。

by muntkidy | 2010-09-02 11:52 | Comments(0)


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