2010年 09月 10日
染付の盃


清楚な焼物にいたしましょう。

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この手の柄を見ると、皆さん、
ロイヤルコペンハーゲンだと思われるのかもしれませんが、
ドイツにも、ベルギーにも、(タッチは違いますが)あるんですね。

これはドイツ、ドレスデンの窯からのもの。
192,30年代ぐらいとの話でしたが、
磁器の肌もつるつるすぎず、
柄つけも手描きで、
つい手にとってしまいました。

ロイヤルコペンのこの手は、どうも大量生産の匂いが強すぎて、
とれないのだけど。(現行品しか見たことがないかもしれません)

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磁器の光沢も、のんべんだらりと平坦な感じではなく、
つぶつぶの気泡の多さのためか、表情があります。
筆のタッチも、軽みのある自然な感じで、手技を感じます。

それでいて、薄いきっちりした磁器、
実に楚々とした初々しさをもっていると思う。

元はソーサーがついた取っ手のないティーカップだけど、
盃に限らず、いろいろに使えるね。

東洋と西洋がうまくミックスされてるいい器だと思います。

直径7.7cm 高さ4.7cm ¥6,000 (売約済)

by muntkidy | 2010-09-10 11:11 | Comments(0)


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