2011年 05月 12日
無名な人の絵


    5月のお知らせ:15日(日)は大江戸骨董市に出店いたします。
            28日(土)29日(日)は目白コレクションに出店いたします。


パリの定宿はリュプブリック広場の近く。(地味な地域です)
この前行った時、ちょうどアフリカの人たちの大規模なデモに遭遇した。
そういえばコートジボアール情勢が不安な時期。
やっぱり、サルコジに対する抗議みたいで、
多分、負けたほう(バグボ)を支持するパリ在住のコートジボアール出身の人たちのデモ。
(よくわかってはいません)
シュプレヒコールが音楽的で、(音楽を楽しんでいるのではなく)
ひとつになった怒濤のような声がホテルまで響いてきたぐらい。
広場から、通りを行進するのも、歩道に沿って歩いて見物。
通る道路は全面通行止め。
周りに待機するポリスのかっこいいこと。(ぱっと見た目)
なんだか、日本のデモとは大きな違いを感じました。

新たに大統領となったのは、ウアタラという北部出身の人。
長年の懸念だった南北対立があるまま、政情不安はまだまだ続くだろうとのことです。



今日の紹介は、そのコートジボアール北部に住むセヌフォ族の人々のもの。

久々にセヌフォの布が手に入りました。
カンカンにはいったころは、いっぱい出回っていた気がするのに、
最近はぜんぜん見なくなっていた。

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無名の人の描いた絵布です。泥染め系。
手紬、手織りの細幅布を、つないで広い1枚の布にしてあります。
安くネットで販売してる会社もあるみたいですが、
絵の出来が違うかと。
これは余白も適度で、かわいい。サイチョウとヘビ。
アフリカならではの綿です。

80cm x 126cm ¥15,000


もう1点。こちらはアメリカインディアンの無名な絵。

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これは絵、そのものではなく、
1901年にアメリカ、ボストンで発行された民族学の本からの2ページ。
アメリカインディアンの描いた絵を集めたレポート。

リトグラフ。紙が焼けています。
とにかく、ユーモラス。笑える。

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裏はこんな。

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額に入れても面白い。イラストの参考にいかがでしょうか。

28.5cm x 18cm 2枚セット (売約済)

by muntkidy | 2011-05-12 11:28 | Comments(0)


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