2012年 05月 17日
ドイツのファイアンス

    ● 今週末20日(日) 大江戸骨董市 (お店は午後4時から開店します)
    ● 5月26日(土)、27日(日) 年に2回の目白コレクション (お店はお休み)



白錫釉の焼物、ファイエンスはオランダ、イギリス、フランスに限らず、
ドイツにもある。

それを今回、初めて見つけた。
白無地ではなく、染付。ブルー&ホワイトです。

マイセンなどで、磁器が生み出される前の、軟陶の焼物。

形も実に珍しい。レアです。お茶葉を入れていた容器。
ドイツ18世紀。

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なんと言っても、蓋がポイントです。
ぽっちの部分のデザインなんか、とつても洒落てまっせ。

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残念ながら、直し、かけがあるのですが、
1700年代の繊細な作りの、この蓋、それは仕方がないかもしれません。
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白釉の感じを見て下さい。
ぽってりと掛かった白の釉調がここで感じられます。
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柔らかい土。
優しい雰囲気がここからも醸し出されますな。
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柄行きも、可憐な手書き。
優しげな気品で、男っぽい堅いイメージのドイツっぽさがありません。
こんなのもあるんですね。



もう1枚。
こちらは磁器です。

柄は同じように手書きで優しげですが、質感は硬質で、
実に薄く、キリッとしています。

ドイツ19世紀前半のティーソーサー。(ティーボールはなくなっている)

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かすかなにゅうが1本。
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カップを置くラインのない古手のソーサーです。
小皿として使えるので、重宝しますがな。




ティーボックス  高さ12.5cm 幅7.6cm (売約済)
ティーソーサー  直径13cm 高さ3cm  (売約済)ありがとうございました。

 

by muntkidy | 2012-05-17 11:18 | Comments(1)
Commented at 2012-05-17 13:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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