2016年 10月 27日
黄釉のぐい呑み


いよいよ、明後日となりました。
29日、30日の目白コレクション、どうぞ、お楽しみに。
皆さまのご来場をおまちしております。

なお、2日から仕入に出かけますので、
西荻のお店の営業は明日まで。帰国後の16日に開店となります。

ブログは平常どおり続きます。





今日まで、普通に品紹介。

オランダ、ぐい呑みにぴったりなクリームポット。
白釉無地のタイプが、デルフトで、ポピュラーな盃として、出回ってますが、
こんな黄釉、茶釉のものもあって、時代はもっと古くからあるタイプです。

クリームポットは小さいタイプが多いですが、
これは少々大きめ、掌サイズで、ちょうどよく。

盃として使えるよう、発掘時の汚れを綺麗に落とし、
カケも金直しで、整えました。


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中の釉調、艶がなかなかなのです。
にゅうが3本ありますが、もちろん留めてあります。

見込み部分にもポイント。
写真ではわかりにくいのですが、
お山のように盛り上がっています。
な〜んか、これも魅力だと思えます。

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この金の部分、色っぽくて良いです。↓
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底部に近い、汚れは落ちなかったところですが、
これもまた景色になっているかと。

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優しい黄色です。
外に釉薬がかかってませんが、白っぽい土もカリッとしていて、
いいなあと思えてきます。

一見地味ですが、飽きなく、寄り添ってくれるかと思います。




オランダ、17~18世紀。


口外径 6.8cm 口内径5.4cm 高さ5.2cm ¥25,000






by muntkidy | 2016-10-27 12:00 | Comments(0)


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