2007年 08月 07日
ノルマンディーのクリームポット
小さい可愛げのあるナリをしているけれども、意外と、堂々とした趣きをもつ器だと思う。
カケや、釉のはげもいっぱいなのだけど、これはそのままでいい。
いや、そのほうがいいと思える。

経てきた時間とその何かしらを感じさせるものがあり、骨董としての存在感をもっていると思う。
だけど、見たとおり 洋の用途の形をもっているから、
見立てなんて、関係ないところにいて、骨董通からは、眼につかない。
逆に、洋もの好きからは、ちょっとコキタナイと思われてしまう。

でも、いいのだ。
コレ、いいね!と、すっとモノを取り上げる人の部屋にあって、
そのまんま、何もせず、ころがっているような品なのだ。
ノルマンディーのクリームポット_e0111789_13183172.jpg


by muntkidy | 2007-08-07 13:32 | Comments(0)


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