2008年 07月 26日
クレイポット
チベットのバター茶を入れるポット。
バター茶とは、やくのバターのはいったミルクティー。

火にもかけていたと思われ、焼きの甘い素焼きなのですが、
見事に黒ずみ、素晴らしい雰囲気を湛えています。
バターやミルクの成分、煤のせいで、ここまでのパティーナができ上がってきたというわけです。

写真のイメージよりかなり小さい。高さが10cm。
小ささ、そこがまた魅力と言えます。
ピッチャー型の形で、泥臭さを感じさせないフォルム。
取っ手の形が特徴的です。

もの静かに気品のある、かなり年を重ねてきた高僧といった感じがするのです。
(チベット仏教の)


さて、展示会のお知らせは届いてますでしょうか。
関昌生wire object 展 8月2日(土)〜10日(日)
来週火曜日から、そちらの紹介をしていきましょう。

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by muntkidy | 2008-07-26 11:46 | Comments(0)


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