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2008年 05月 31日
ボトルキャリアー

でっかい写真になってしまった。どうぞ。

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底の部分がパカっと開き、そこから瓶を入れるようになっている。
ちょうど形が合わないと注ぎづらいし、こぼれると思うので、
多分何か専用の飲み物用だったんじゃないかと思う。
(アレ、蓋を開けた写真を撮っておくべきだったね。ま、いいか)

丸みのある胴体や蓋部分と、取っ手のストレートなラインとの取り合わせに
ちょっとした意外性があって新鮮です。
違和感のありそうなデザインの方向がうまく合わさって、調和しています。
実に面白いプロダクトデザインと言えますな。

これも、オランダもの。素材はシルバープレート。真鍮に銀のメッキです。
黒積みは、磨くともっと光りますが、このままにしています。

by muntkidy | 2008-05-31 12:05 | Comments(0)
2008年 05月 30日
赤絵の皿

赤絵なんて、めったに眼がとまらないのですが、
この小皿の絵柄には、奥深く隠れているフェミニンな片鱗がくすぐられてしまいました。

直径14cmの小皿。カップ(取っ手なしタイプ)&ソーサーの皿部分。
清初期のころと思われますが、オランダに渡っていた品が
また、アジアに舞い戻ってきたというわけです。

ヨーロッパの人たちが好みそうな柄。
金赤、ブルー、紫、緑、黄色といろんな色が使われたな清艶な柄。
全体のイメージは気位が高くツンとしてる感もありますが、
よく見ると可愛らしさのある花柄です。

もちろん柄に魅かれて買ったのですが、いろいろ眺めていると、
とても薄手の磁器皿なのに、ちょっとネトっとした柔らかさのある白肌のほうにも
かなりの魅力があることに気がつきました。裏面の白がいいのです。

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by muntkidy | 2008-05-30 12:28 | Comments(0)
2008年 05月 29日
デルフトのマークの本

あいにくの雨。1日読書の日にしようと思ったところで、
売れる古本を買ってきてたことを思い出した。(本は普段売ってません。)

忘れちゃいかんよなぁ〜。宣伝!宣伝!(店にも出してなかったよ)

Dictionnaire des Marques et Monogrammes de la Faience de Delft

デルフトのマークとモノグラムを集めた事典。1915年にフランスで出された本です。

コレ、文字の絵本です。ぐだぐだ書くより、中を見てもらったほうが早い。

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全編、この感じ。紙の焼け具合といい、デザインといい、いいでしょん。
1600年代のマークから入っています。本編295ページ。縦23cm × 横13cm.

白モノには、ほとんどマークはないけれど、
柄の入ったデルフトにはサインとして入っているのでしょうね。

by muntkidy | 2008-05-29 12:01 | Comments(1)
2008年 05月 28日
黄釉の大皿

直径31cm,高さ5.5cmの大皿。形もごくシンプル。
何の変哲もない普通の深皿のフォルムで、
パっと見では、今一つ面白みのない品かもしれません。

でも、いや、だからこそ、南仏らしいイエローの釉薬の温かみで、
とても、料理に眼を行かしてくれるお皿ではないかと思っています。
料理を引き立ててくれる大皿といいますか、そんな気がします。

そして、それだけでは終わらない。下の裏面の写真を見てください。

茶色の釉薬の模様。
何の技巧もない作ゆえか、職人の遊び心なのでしょうか。

使って洗った後、伏せて置いた場面を考えてあるかのよう。
作って、もてなし、片づけるまでの、その労をねぎらうように。
なんだか、ホッとさせてくれます。いいね。

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by muntkidy | 2008-05-28 12:03 | Comments(0)
2008年 05月 27日
象牙のスプーン

今日は、ピューターのお皿の上に、象牙のスプーンを置いてみました。

ワシントン条約があるように、象のことを思うと象牙の品を売買をすること自体、
よくないことですが、アンティークとして、
象牙を使ったものが既にあるのなら、ずっと大事にして使っていくべきだと思っています。


象牙のスプーンは初めて見つけました。イギリスのアンティークスプーンです。
実に薄く加工されています。
あまり、使われてないためか、色の変化はありませんが、乳白色が清楚。
ひんやりとしながら、穏やかな温かさ。

そして、触ってみないとわからない、この感触。
吸いつくような肌触りに、象牙が珍重されてきた理由が納得できるかと思います。

何に使われたのだろうか。デザート系ですかね。
アイスクリームなぞ、食べたい気がしますが、固いままのアイスは怖いね。
柔らかめのシャーベットあたりがよろしいようです。

ピューターも19世紀のイギリスもの。よく使い込まれています。ナイフ痕が面白い

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by muntkidy | 2008-05-27 12:33 | Comments(0)
2008年 05月 25日
鉄の鈴2種

ミャンマーの漆の盆に、鈴を2個置いてみました。
どちらも錆びた鉄ですが、アフリカと日本のもの。

大きいほうが西アフリカからきているベルです。(どの民族か、はっきりしない)
大きくパックリと開いた口が、ちょっとユーモラス。
パクパクしながら、動きだしそうな異生物感ありますね。
鎖の部分の作りもデカくて、この組み合わせ感が面白い。

右は、ごく薄い錆びた鉄感が、いかにも日本の繊細な作りを感じさせてくれます。

鈴の語源は、”音の涼しきより名来るべし、神慮(神のみこころ)をすずしめる意 なり”
という説もあり、神のおとづれを誘う神具。
静かに耳を凝らし、鈴の音色と共に、神の気配を感じるのが大事らしい。

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by muntkidy | 2008-05-25 13:02 | Comments(0)
2008年 05月 24日
ドアの Hinge

Hinge、蝶番(ちょうつがい)です。
開き戸をつなぎ、開閉できるように取り付けられる金具。

Antique Iron という参考本を見ていたら、英語では、
単純に蝶の形みたいに見えるHinge のことを、butterfly hinge ということを発見。
つまり、英語のHinge 自体に蝶の意味は付帯されてないのだけど、
日本語の場合、蝶番という言葉の語源として、蝶のイメージがあったってことですか。
面白いね。

写真の蝶番は、17世紀のオランダのドアに取り付けられていたもの。
この形は、Ram's Horn Hinge と言われるらしい。
羊の角のように見えるからでしょうが、オヤジの髭みたいにも見えますね。

ロンドンのヴィクトリアアルバート美術館にも、16, 7世紀この形のイギリスの蝶番が
展示されています。
元々、この形のオリジンは、ドイツ、スイスからのものだと書かれている。

長年の錆のために、ちょうどよく端が丸みを帯びてきていて、
時に思いを馳せることのできるオブジェでありましょう。
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by muntkidy | 2008-05-24 13:13 | Comments(2)
2008年 05月 23日
冷酒で乾杯

乳白ガラスの徳利と、白色エナメル彩のグラスで
夏の冷酒気分を気どってみました。

乳白徳利はもちろん日本の。
外国産だと、オパールグラスというタイプ。光を通すと少し、ピンクがかって見えます。
口縁部が少しガタガタしているのが残念ですが、だから安い。

グラスはオランダのリキュールグラスです。
ぶどうの模様が白のみのエナメルで描かれています。ささっとした筆使い。意外とうまい。
小さいグラスなので、いろんな色が入らない白色だけのとこが、涼しさを誘います。
ガラスの作りは、少し厚め。微妙に歪んでいて、そこが魅力と言えますか。

う〜ん、オサレではござらぬか。清楚なレディー向きのセッティングであります。
私には向きませんな。杯が小さすぎで、何度もつぐのがめんどくさい!

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by muntkidy | 2008-05-23 11:35 | Comments(0)
2008年 05月 22日
フランスの雑器

以前、福岡でお店をやってたころ、
" 多国籍雑器の会 "という展示会を企画したことがあります。

そのころ、どちらかというと飾るオブジェ的なものを多く扱っていたので、
器類は展示会として、紹介していたのでした。
今では、普段から扱うものが、焼物などの器類の比重が増えていますので、
あえて展示会をすることはなくなっていますが。
キープすることができず、すぐ店頭に出しちゃうわけです。

さて、、その例にもれず、
昨日、某名店からゆずっていただいたヨーロッパからの雑器をすぐさま紹介です。

イエローの暖かい優しい釉調、直径22cm,高さ7cmの使いやすいサイズ感。
フォルムにも、色調質感にも、手にとらずにいられないものがありました。
実に魅力的です。美味しそうな食卓が浮かびますな。

元々、鍋としても使われていたもので、取っ手が折れてしまっていますが、
そこがよかったかもしれません。

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by muntkidy | 2008-05-22 12:30 | Comments(5)
2008年 05月 21日
直径25cmの石皿

雑器の王様・瀬戸の石皿は、関東あたりではゴロゴロしてるけど、
(九州ではあまり見かけないのだが)
大抵大きいものが多く、重くて、1枚もっていると十分といった感じなのでは。
直径30cmほどか、超えるものがほとんどですね。

なので、いつも小さい珍しさのあるものを探していますが、
今回小振りサイズをうまく見つけることができました。

写真の石皿、2枚とも直径25cmほど。
正確に測ると左は24.5cm、右は25.5cmです。
これなら、数枚もっていても気にならない大きさ。気軽に毎日出番がありそうです。

表情もそれぞれ。
左はちょっと強さがあり、リムの作りがおもしろい。通好みがしそうで、
骨董の王道好きの普段使いの皿といった感じ。

右は釉薬の色調が優しげで、微妙に洋の雰囲気ももっている。
きょうびのマンション住まいの食卓に合いそうで、若者好きがするかもね。
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by muntkidy | 2008-05-21 11:59 | Comments(0)