2008年 01月 09日
インドの壺
インドには焼物の歴史はないが、これはインドで焼かれたもの。
詳しいことは知らないが、多分イギリスの統治がはいってから
焼物の食器や容器などが作られるようになったのだと思う。
伝統的に器というと、金属、石、木、植物(南インドはバナナの葉とか)だったのだし。

これは保存用の容器として作られたのだろう。
イギリスでも同じようにこの形のストーンウェアがよく見られる。
ただここまで、色沁みで変化、いい味になっているのは、
インドでの技術が高温での焼成ができず、素地が甘い焼きになっているから。

黄色目の釉薬と、釉薬がはげたところの茶色加減が絶妙におもしろい景色となっています。
高さ25.5cm 直径18.5cm 壺としての姿として、和室にも飾れると思う。
肩の部分にアルファベットの印があるのはご愛嬌として、遊び心で楽しみたい。

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# by muntkidy | 2008-01-09 13:14 | Comments(0)
2008年 01月 08日
口につけるもの
昨日聞いた興味深い話。

欧米人の骨董品選びの視点は、どうしてもデコレーションとしての枠を超えないが、
日本人だけが、眺めるだけでない、手に取り、使い、育てるということに重点をおく。
焼物に対する情熱は最たるものであり、
とりわけ、茶碗やぐい呑みに対するそれは狂喜千万なほど。
それは、なぜか。口につけるものだからだと。

ナルホド。
遠目で眺めるだけでない、自分のものにする感、愛する人といった感でのつき合いなのですね。
と、納得の面白いお話でした。

そこで探した、口につけるもの。元々はぐい呑みではありませんが、
オランダで買ったストーンウェアの器。ぐい呑みに見立てられますね。高さ6cm
髭徳利と同じ焼き、せっ器です。

みかけない形。掌におさまる感じと重さがいいのです。
内側のイエローと、外の微妙に緑がかったグレーがうまくマッチしています。

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# by muntkidy | 2008-01-08 15:54 | Comments(0)
2008年 01月 06日
発掘物
YouTube にはありとあらゆる映像が投稿されているが、
bottle digging のようすを撮影した映像もある。
ずっと土を掘っているオタクな発掘現場の映像。夜な夜なやってるやつらもいる。

イギリスには、特にボトル専門の業者も多いので、そういった需要も多いのだろう。
でも、イギリスの場合、見つかるのは、
大概19世紀末ぐらいのガラスやストーンウェアの瓶であるのがほとんど。
その国が一番繁栄した時代のものが、掘られるわけで、
それより以前に全盛期であったオランダのほうが、発掘物としては興味深いものが多い。

未だ地下に眠っている、その時代の遺物、
デルフトの杯もそうだし、今日紹介する鉄の小さきものもそう。

ままごとの錨と、ナイフのブレードです。

錆びた鉄味が、経てきた年代を物語る。
2 , 300年も地下にありながら、ここまで姿をのこしているのは、
もちろん鉄の材質が今とは異なるのだろう。
小さくても存在感のあるカタチ。ちょっとユーモラスな印象もある。

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# by muntkidy | 2008-01-06 14:26 | Comments(0)
2008年 01月 05日
ねずみ
いいネズミものはなかったけれど、いいネズミ捕りものはあった。
生け捕りものと、そうじゃないもの。

そうじゃないものって(左です)どういう仕組みか、この写真ではわからないでしょうけど。。
まっ、右のワイヤーバスケットタイプも、結局は水没させられるものですな。
何匹のおネズミさまがお亡くなりになったかと思うと、、残酷な道具なのですが、
今は用途をなくしたオブジェと考えましょう。

どちらもフランスもの。デザイン的にも、よく考えられていると思う。
罠ものって、けっこう面白いもの多いです。

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# by muntkidy | 2008-01-05 13:16 | Comments(0)
2008年 01月 04日
あけましておめでとうございます。
2008 年、始まりました。
平成も、もう20年になるんですね。
私が初めて、九州から東京に引っ越してきたのが、平成元年ですので、
こういったMonoをセレクトする職についてから、20年ってわけです。
(その以前は福岡にて、某大手印刷会社に勤務していましたので、最初はもちろん修業です。)
ハヤイね。

いろんな方々にお世話になり、なんとか、1年を過ごせましたことを感謝して、
新たな10年に向けて、今年を始めたいと思います。

その初日。1品目は、、
普段なら、干支のもののはずなのだけど、いいネズミものがさがせなかったのでコレ。

1年の幸運を祈って、エンジェルのタイルです。
太っちょの天使が逆立ちしてる感じですが、天から舞い降りてきたところ。
藍の色、タイルの厚みから見て、17世紀のデルフトタイルです。
ほんわか暖かい気分になる絵付。
1600年代のオランダの家庭を飾っていた、まぁ、ごく普通のタイルが、21世紀の
far east の日本の人々の気持ちに、ちょっとした喜びや安心を与えてくれるということは、
ある意味、すごいことだなと思えます。

みなさまにとって、平和な良い年になりますように。今年もよろしくお願いします。
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# by muntkidy | 2008-01-04 13:35 | Comments(0)