2009年 08月 27日
ただの板切れなのだけど。

                   8月のサイレントオークション開催中


バンコクに、とても品揃えのいいトライバルアートの店があります。
地代の高い骨董ビルにはいって、数店舗も経営している名店で、
私はいつも見るだけで、買ったことはないのですが。(高いからね)


そこで、先日バンコクに行った時、日本の象牙の三味線のバチが数本、
スタンドに立てて売られていたのを見た。
ああ、知り合いのイギリスの業者が骨董ジャンボリーに来て、
20本近く買い込んでいたのと、同じ見方をする人がここにもいたんだ。と思って、
なんか楽しくなった。

日本人だと、象牙だからという見方と、
単なる三味線のバチという見方しかできないのかもしれないが、
彼らは、フォルムの美しさをアートとして見ている。

その店のオーナーもイギリスの知り合いも、三味線のバチを彫刻/スカルプチャーとして、
売っていて、それは共感を得られているらしい。

日本人相手に三味線のバチを同じようには売れないとは思うが、
既製の概念だけでモノをとらえるのではない、自由な眼をもって、
モノさがしをしたいと思った出来事だった。


ということで、コチラ。

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ギザギザの板切れなのですが、立てると面白いなと思って、台を作ってみた。

タイにいくと、街角に、ほこらのような小さなミニチュアの家があって、
みんな花などを供え、お参りしているところがあると思う。
そのことをタイ語で何というかは知らないけれど、英語では spiritual house と言っていたから、
多分、精霊の棲む家として祭られているのだと思うが。
(タイでは確かそんな精霊のことをピーと呼んでたような気がする)

その取り壊された小さな古い家の、屋根部分が作られていたところである。
瓦を表したところの1枚というわけ。
骨董屋の隅にあったものを、2枚、
対で飾ると、なんかオブジェとなったのであります。 高さ41cm 幅12.5cm

by muntkidy | 2009-08-27 11:48 | Comments(2)
Commented by 岩橋 at 2009-08-27 15:45 x
三味線のバチですか!

すでに評価されたモノを追いかけるのは別として、骨董の面白さはまなざしを創造するところにあると思うのですが、それでもなお三味線のバチとはあらためて初めて気付かされる美ですね!

でもそう考えると存在するものは全て美しいんだよなあ。電信柱もアスファルトの道路も!
Commented by muntkidy at 2009-08-27 16:22
岩橋さま、コメントありがとうございます。
モノに限らず、いろんなコトに対しても、
同じところからだけでなく、視点を変えて観ることって大事ですよね。
普段見慣れてるものでも、いつも新鮮な眼で見つめようと思っています。


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