2009年 09月 04日
涅槃仏の足


先日、自然光の暗いところで撮影してた涅槃像の足、
今日はその詳細。まずはアップを。

発掘されてるものなので、泥がついています。

涅槃仏の足_e0111789_101110100.jpg


緑青の色の変化が表情を作っています。
緑青は普通、緑と思ってしまいますが、
綺麗な青い緑青もあるんですね。(字のごとく)
それが、ちょうど半々に分かれて出ているのが、この像のポイント。

微かにぷくっとしたふくらみが魅力です。

大きく感じるかもしれませんが、小さくて、カワイイ足。
足の長さ8cm。
小さな棚などにそろっと飾っておけるオブジェとなっています。

タイ、アユタヤ期の仏像の足の片方、左足部分。16~18c

涅槃仏はほとんどが、右手を枕にして寝ている姿の仏さま。
釈迦が入滅した姿を表していると言います。
タイやミャンマーに多い仏像です。


次は台座を入れた全体像。まずは裏から。
(というか甲の部分だから、本来は裏じゃないが。)
涅槃仏の足_e0111789_10124170.jpg


正面。↓(こちらが本来の足の裏)
涅槃仏の足_e0111789_10121855.jpg


斜めから。↓
涅槃仏の足_e0111789_10123160.jpg


台を含め高さ13.5cm、幅(台座部分)4.5cm、

by muntkidy | 2009-09-04 11:27 | Comments(0)


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