2010年 05月 12日
トランシルバニアの民芸

吸血鬼ドラキュラの舞台、トランシルバニア。
ルーマニアの西部に位置する地方で、
トランシルバニア公国として、独立していた時期も長く、
独立性の高い地域らしい。

今日の1品はそのトランシルバニアから。

トランシルバニアの民芸_e0111789_12174516.jpg
トランシルバニアの民芸_e0111789_1218022.jpg
トランシルバニアの民芸_e0111789_12181086.jpg


なんとも、ヨーロッパというより、
ペルシャの影響を感じてしまう焼物です。
ペルシャ三彩のイメージの黄、緑、茶釉の1枚。(中国の三彩もですが)

これが東欧であるルーマニアのものというから、一瞬アレっと思ったのだが、
地域的には近いのである。
帰って調べると、その昔のトランシルバニア公国時代は、
強いオスマントルコの影響下にあったという。
なるほど、技術や文化の伝わりを感じる面白い焼物だったというわけ。
イスラムの影響はスペイン方面だけでなく、
このあたりからも大きいのですね。

器としても、民芸ならではの素朴で素直な焼物だと思う。

直径19,5cm、高さ6.5cm ¥12,000

トランシルバニアの民芸_e0111789_12182035.jpg


by muntkidy | 2010-05-12 12:48 | Comments(0)


<< 沖縄の焼物      ブレスレット >>