2010年 06月 19日
ギリシア陶器

焼物だったら、使える器類を扱っているのだけど、
珍しく、美術品らしき、といってよさそうな陶器を買った。

紀元前5,6世紀、古代ギリシアの酒杯。
スキュポスと言うらしい。
ちなみに、wikipediaの古代ギリシャの陶器の欄も、
興味のある方はお読み下さいませ。

神話的な人物をモチーフとした、
美術館のガラスケースの中に収められているような
近寄りがたい品であったなら、とても食指は動かないのだけど。
これは比較的、親しめるものがあった。

でも、やはり、カタチは
なんとも品のある古代ならではのフォルム。
取っ手の作りは、見惚れるものがある。

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ただ、こんなにも、泥がかぶっていて、とれない。
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親しめるというのも、柄が、東方化時代のコリントス式の柄だと言う
動物紋だから。
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近寄りがたい細かい表現の人物像でない、ウシやウマの動物類。
オリエントの影響を受けたものらしい。
ちょっと可愛らしく、素朴めな表現。

平山郁夫シルクロード美術館にも、レベルがもちろん違うが
同じような文様のモノが収まっている。(右下の分)


ただ、直しだらけ。
だから、アンタイディーが扱えるということで。。。

でも、うまく直してあります。

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凛としたフォルム、さすがに飽きません。 幅16.5cm 高さ6.5cm 
お値段お問い合わせ下さい。

by muntkidy | 2010-06-19 11:47 | Comments(0)


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