2013年 03月 25日
プロスフォラ



     ● " 残欠 " 展 開催中  at ギャラリーうつわノート in 川越
      いよいよ明日まで。残りものに福があるかも。
      どうぞ、お見逃しなく。



こんなのがあるんだ〜!と、嬉しい見つけもの。初めてモノです。

スタンド付きの十字架か、と思いきや、
パンの型押しの道具らしい。

東方教会(ギリシャ正教、ロシア正教など)での聖体礼儀で使われる聖パン
(これをプロスフォラと言うんだって)
に、押される型。聖なる印です。


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木製と真鍮製。

木のモノはググルといろいろ出てきます。

まずは、木のほう。
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どこが型なのか、というお方、コチラです。
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スタンドになってる意味がわかりました。

まさに聖なる道具であります。
十字架であり、聖パンに押す型・印・判。

磔形のキリストさまの表現が、プリミティブで私をくすぐりました。
ナイーブアートのひとつかも。
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十字架の形は、ビザンチンの十字架の流れですね。



真鍮のほう。

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かなりデコラティブですが、よく見るとなんだか、笑える素朴さがあります。
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天使も二人いまして。
手が妙にでかい、キリストさま。

十字架はロシア十字とも呼ばれる、八端十字。




これら2つとも、ブルガリアから。19世紀

まだまだ、知らないモノがいろいろありそう。
モノの探求は続きます。


木製 高さ14.3cm 幅5cm  (売約済)
真鍮製 高さ10cm 幅5cm  (売約済)ありがとうございました。

by muntkidy | 2013-03-25 11:33 | Comments(0)


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