2014年 09月 12日
無地のなます皿
今日は無地のなます皿。
伊万里ではない。

 (そうそう、このフレーズ、白磁の洋皿紹介の時も使ってましたね。
  切込だと箱書きされてたという白磁の皿。
  でも、あれ、やはり伊万里だったもようです。。。)

今回は、まちがいなく、伊万里ではありません。
瀬戸、美濃あたりの、あこがれの磁器化途中のなます皿だと思われます。


瀬戸の陶土そのままというより、もっと粘土状の感じの土。
でもって、かなりの甘い焼き。
釉も灰釉に近い感じあって、全体に色のトーンがベージュです。


これが太白手というものかしらん。
陶胎染付と呼ばれるという、瀬戸のそばちょこなんかにあるのとはまたちょと違う感じがしますし、
どうかな。
ようわからんが、
まっ、伊万里のなます皿みたいなのを作ろうとがんばっていた
中部地方のものって感じでいいのかな。

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5枚あります。
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1枚づつアップ。
(つるんと見えて、あまり写真写りよくありません。もうちょい、変化あります。)
上段右から。
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上段中
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上段左
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下段左
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下段右
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これが技術が進み、完成された磁器の器になってたら、
あまり面白みのある器ではなかったんじゃないかと思います。
薄作りの器胎は出来たが、温度上がらず、甘手になってしまった。
でも、そこがいいんですよね。
試行錯誤の時の品って、
今となっては、いろんな面白さのある器になってるようです。

使っていくと、もっといい味わいになっていくような気がします。


直径14.9cm 高さ4.5cm   (売約済)ありがとうごさ

by muntkidy | 2014-09-12 11:30 | Comments(0)


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