2008年 02月 07日
クメールの壺
焼物を世界一愛でていると思える日本の人々、東南アジアの焼物に関しては触手が落ちる。
どうしても、一段低くとらえられている風潮でしょう。

でも、ところがどっこい、けっこういいものもあると思うんだな。
そいで、李朝や桃山陶磁と比べると、お安い価格で手にはいると思うと、
それこそいいことじゃございませんか〜と思う私なのですが、
そう簡単にいかないのが、美術品と金にまつわる人間の欲望の妙。
高いほうがいいって人も多いのですし、その "名前 " が欲しいって思う人の気持ちも事実。

ただ、比較的手軽に買えていた品々も、タイの骨董市場でも値上がりしてきてて、
ますます買いにくく、そしてだから売れづらくなってる気がしてる。

とはいえ、いいと思うものは紹介していきたいので、今回もいくつか買ってきています。

カンボジア、クメール朝期の壺。(今はタイ側のスリン辺りで発掘とのこと)

いかにものクメール特徴的なカタチは避けて、普通の壺形。
中ぐらいのサイズ。普通の家の床の間にはちょうどいい。(高さ14.5 cm と13cm)
骨董臭というよりは、民芸的手技を感じる器だと思う。
クメールの壺_e0111789_1238277.jpg


by muntkidy | 2008-02-07 13:32 | Comments(0)


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