2008年 04月 11日
ドイツもの
今回の新しい出会いは、ドイツの18世紀白磁だった。

ヨーロッパで初めて磁器をつくり出し発展させていったのがマイセン。
そのマイセンの次に古いと言われるフルステンべルグと言う窯の白磁の大皿です。
裏面にFのマークとバッテン印。

直径35cmの迫力。
それでいながら、エッジのきいたフォルム。
焼き上がりに歪みが生じた面白さは写真からはわかりませんが、
横から見ると、かなり、たわんでいる姿をもっています。
そこが、優雅なのに大胆な印象をもっている魅力となっているのでしょうか。

そして、影青の模様が、青海波という東洋の影響からくるものなのに、
十分にヨーロッパ調のエレガントさにまで昇華していて、
新しい発見のあった出会いでした。
模様のはいったマイセンなどのヨーロッパ磁器のアンティークには魅力を感じないのだけど、
この皿には、発生期の初期の作ならではの新鮮さがあるようです。

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by muntkidy | 2008-04-11 13:28 | Comments(2)
Commented by aco at 2008-05-14 18:45 x
こんにちは! 火曜日の午前中、吉祥寺で隣り合わせた者です。ブログ、拝見しております。「お気に入り」に入れました。ほう、こういう品揃えか……と思い、以前は福岡にいらっしゃったということを知り、はて、では以前から仕事仲間の間で名前が出ていたあの店か、と思い至りました。私はこのお皿に一目惚れです。ほかにも気になる品揃えなので(ガラスのビアマグも麦藁手も)、できるだけ近いうちに一度伺いたいと思っ
ています。
Commented by muntkidy at 2008-05-15 11:21
acoさん、コメントありがとうございます。ヨガからの繋がりでは、初めてです。もしかして、そちらの仕事関係での知ってる人もいるのかも??


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