2009年 01月 09日
白筒

小振りの筒です。18世紀のフランスの白釉。
高さ12.5cm。底径9.3cm

ちょっと面白い器形をしています。
と、いうのも、底は正円なのに、口部分はちょっとひしゃげてる。

だから、横から見たフォルムの縦のラインが、
真っすぐに見える方向(1枚目左)と、ちょっとテーパーがかかって、
台形のラインをなす方向(1枚目右)とがあるというわけ。
縁の部分が蓋をして紐掛けするために、大きく開いているので、
口にかけてつぼんだ形のほうがかっこよく見えますね。右のほう。

凛として立っている姿、小粒でキリリといった感じです。
それでいて、鷹揚な大降りの貫入がいっぱい、これも魅力。

さて、今日はこれから骨董ジャンボリーに行く予定。お店は開いてます。
面白いモノに出会えますように。

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by muntkidy | 2009-01-09 10:56 | Comments(0)


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