2009年 02月 12日
海鼠釉

また、日本の民窯の逸品を手に入れました。
東北は秋田の民窯、楢岡焼の片口。白岩かもしれません。

現代に焼かれている品とはやはりチカラが違う。釉の艶感も。
変な力みもない、健やかな焼物。世界に誇っていい日本の民藝です。

ちょっと苦手としていた海鼠釉だけど、これは白みが強く、
広口、浅めのフォルムが、洋の食卓にも違和感がないように思う。
薄造りだし、使いやすい大きさ。

あまりに泥臭いミンゲー、ミンゲーしたものは、
ヘナチョコになってしまった私たちの暮らしには、少々強すぎますもんね。

とはいっても、現代作家さんの作と比べると、堂々たる風貌です。
男の料理をど〜んともってもらいたい。

直径24cm 高さ9cm

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by muntkidy | 2009-02-12 11:59 | Comments(0)


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